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2016/01/12
フリーマガジン「ON THE EDGE」vol.2
完成しました!!
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2014年5月に完成したフリーマガジン「ON THE EDGE」創刊号はこちら
「ON THE EDGE」創刊号、PDF版はこちらからダウンロードできます
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2015/10/1
2014年の創刊号に続き、第2号を制作中です。
創刊号は完全に個人による制作物でしたが、運営主体は「なぎさカンパニー」という団体に移り、
河村は編集長的なポジションから制作にあたらせていただくこととなりました。
下のアイコンから、なぎさカンパニーによる特設サイトへ移れます。
今後とも、フリーマガジン「ON THE EDGE」をよろしくお願いいたします!!!!
フリーマガジン「ON THE EDGE」第2号 コンテンツ(予定)
インタビュー特集「摩擦熱!! 社会との接点」
・ 嘉田由紀子氏 (天若湖アートプロジェクト実行委員長 / 前滋賀県知事)
・ 内田樹氏 (思想家 / 武道家 / 武道と哲学のための学塾「凱風館」主宰)
・ 村田千雅子氏 (京都総合福祉協会 グループホーム西部支援センター所長)
連載
小山田徹 「開かれた場のための4つのレシピ」resipe2
漫画
アストロ温泉 「怪獣小学生えい子」第2話
職人探訪記(新企画)
長谷川淳一氏 (長谷川杼製作所 / 国選定保存技術「杼製作」保持者)
And more...
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「ON THE EDGE」創刊に宛てて
編集長,美術家 河村 啓生
よりよく生きる、豊かに生きる、とは一体どういうことなのでしょうか?
社会の提示しているライフスタイルは、人間に適したものなのでしょうか?
一般的な価値観は、本当に人を幸せにし得るのでしょうか?
僕は高校生活に挫折し、既存の価値観に疑問を持ったことから、理解しがたいアートの世界に興味を抱くようになりました。
多様性を内包しつつ、科学的合理性や経済的価値とはやや別の基準で動くアート。
上記のような疑問への回答、可能性の断片がその中にあるのではないか。
この絶え間ない「生き難さ」を、少しでも解きほぐす切っ掛けがあるのではないか。
そう感じたことから、僕は現在もアートに関わり続けています。
しかし同時に、アートシーンで起こっている出来事の多くは、あくまで答えの一つ(それも極めて限定的なもの)でしかありません。
「生きるとは何か」
「豊かさとは何か」
この問いへの答えを、アートの分野以外でも、実はとても多くの人たちが多様な視点から探し続けているはずです。
医療、福祉、教育、科学、哲学、アート、また企業活動の中にすら、根底には人間の営みを考える眼差しが常にあります。
この社会においてそれらはまるで別なもののように分断され、お互いがお互いを専門外と捉えて視野から外してしまいますが、実は人間そのものを志向している点において動機は一緒なのであり、もっと互いに参照しあえる部分があるのではないでしょうか?
同じ「人間の営み」として大きな視野に立った場合、アートも、それ以外の分野で行われていることも、等しく価値を持ち、等しく検討されるべきなのではないでしょうか?
「ON THE EDGE」とは、物事の際に立ち、境界線上に立つことです。いわば「崖っぷち」です。
それは不安定で、危うい。
ですが、そこに立たないと見えないものがあり、そこでしか繋いでいけないものがある。
業界、ジャンル、常識、そういう枠組みに安住することは楽ですが、それでは見えないものもある。
「崖っぷち」とは、「生と死」「秩序と混沌」、そうした相反するものの揺らぎの中で、生を実感し、再獲得する場でもあるのです。
「ON THE EDGE」は、「生きること」そのものをテーマに、号ごとに特集を組んでこの世界で行われている様々な試み、様々な価値観を紹介するフリーマガジンです。
保守的で排他的な側面も持つ「一般的な社会」「一般的な価値」から、アートのことも含め、微妙にスライドした生き方に触れることを通して、生き難さの多いこの現代社会をより柔軟に、より豊かに生き抜く方法を探ります。